学生ら「悔しいけど頑張った」 台湾議会占拠の撤退– THE PAGE(2014年4月9日00時00分)

台湾-中国間の「両岸サービス業貿易協議」締結に反対して立法院を占拠した台湾の学生らが、4月10日午後6時(日本時間午後7時)に議場から撤退すると発表したことを受けて、馬英九総統や野党側が肯定的な評価を示した。しかし、馬総統側は学生らの要求に対して全く譲歩していないことから、学生らとの最終的な「合意」までには、まだまだ時間がかかりそうだ。

 学生側の林飛帆、陳為廷両代表は「議場からの撤退は活動の終焉ではない、新しい始まりだ」と強調した。議場内で20日間を過ごした経済学部の学生・陳さんは「撤退するのは悔しくて寂しい。まだ馬英九総統からは具体的な答えが出ていないため、去るべきではないとは思うが、学生たちは皆よく頑張った」とコメント。立法院前で座り込み抗議を続けてきた社会人の傅さんと徐さんも退去の決定を支持し「これほどの成果を挙げたことについて褒めてあげたい」と話した。

立法院長(議長)の王金平氏が6日に宣言した「中国との協議を監督する法律が成立するまでは、与野党協議を招集しない」との言葉を受け入れ、学生側は立法院からの撤退を決めたが、馬総統は7日夜の記者会見で、「王氏の発言は、政権側の主張とは矛盾していない」との姿勢を崩しておらず、監督法案と協定審議を「同時進行」するとの方針を改めて強調した。

チャイナの為の馬総統には国民の声など、そもそも聞くつもりはない。中国本土から移民をどんどん受け入れ、元の力で強引に経済を支配させる。それで平和的に台湾をチャイナに組み込む。その目的が明らかだ。最後の民主主義の砦、台湾の行く末はこの国にも大いに関わる問題なのだが、若い世代も無関心。政治屋はチャイナマネーにこそ関心ありかな。でも、台湾の若い世代のパワーには注目!

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